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五浦大介~僕が本に教えてもらったこと~

「あなたの本棚に+1冊」面白い本、元気になれる本。気ままに紹介していきます。 twitter/@ray_second

「また、同じ夢をみていた」住野よる レビュー

 2015年に本屋大賞ノミネート(この年の大賞は「鹿の王」)され、感動の嵐を呼んだ「君の膵臓をたべたい」の著者・住野よるが贈る長編小説「また、同じ夢を見ていた」のレビューを書いていきたいと思います。

また、同じ夢を見ていた

また、同じ夢を見ていた

 

 きっと誰にでも

「やり直したい」

ことがある。

あらすじ

学校に友達いない「少女」。リストカットを繰り返す「女子高生」。アバズレと罵られる「女」。静かに余生を送る「老婆」。

四人の女性と、しっぽの短い「彼女」が織りなす、不思議な出会いと少しの奇跡。

それは、少女の小さく大きな一歩を描いた物語。

 

レビュー

前作の長編小説「君の膵臓をたべたい」が鳥肌が立つほど良かった(下の関連記事参照)ので最新作「また、同じ夢を見ていた」を手にとってみました。

ベランダから世界を見渡す少女としっぽの短い彼女の装丁が素敵です。

 

幸せとなにか?かしこくも友達のいない、小学生の奈ノ花が高校生の南さん、アバズレさん、おばあちゃんに出会い物語りは進んでいきます。

人を見下すことで“自分を周りとは違う賢い特別な人間”だという思想を持っていた当時小学生の奈ノ花。

この思想は案外4:6ぐらいの割合で存在しているんじゃないかと思う。このまま大人になってしまえばロクでもない人間になってしまうのは確実。奈ノ花が素敵な人に出会えてよかった。出会えたというか、かしこく先を見る目が持っていた奈ノ花が歩いて探したように思う。『幸せは歩いてこない』彼女がそれを一番わかっているのだから。

 

本作の中に何度も『人生とは〇〇のようなものね』という謎かけが登場する。

スヌーピーの著者ピーナッツは思い出します。

『人生とはアイスのコーンみたいで、いつか舐めなくちゃいけない時が来る』

これはチャーリーブランウンの言葉で、甘くて冷たいアイスクリームを舐めきった後は、味気のないコーンだけが残る。楽しい時はいつか終わる。夢は永遠には続かない。人生ってそんなもん。
そういう不器用で悲観的なものの見方に、ルーシーは心底呆れてしまう訳です。

 

あなたの『人生とは〇〇のようなもの』はなんでしょうか?

大切な人の存在とは。帰る場所のありがたみとは。本当の幸せとは。

かしこくも友達のいなかった、小学生の菜ノ花が見つけた幸せとは・・・そうそれは『薔薇の下で。』

 

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 また、同じ夢を見ていた

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