日本で新しく生まれた法律「復讐法」 ジャッジメント・小林由香
日本で新しい法律が生まれました。それは「復讐法」です。
大切な人や家族が殺された時、被害を受けた者が、犯罪者から受けた被害内容と同じことを、被害者またはそれに準ずる者が、合法的に刑罰として執行できるのである。
書いていて恐くなります。そうこれはフィクション。推理小説『ジャッジメント』のお話です。フィクションだと分っていながらも、他人ごとには思えませんね。不意な事故だとしても適応される。もしくは自分が刑の執行人になる場合もあるわけですから。
「目には目にを。歯に歯を。」という復讐法は、古代バビロニア帝国で定められたと聞きます。これは「目には、目と鼻を」という過剰な復讐を禁止するために設けた規定です。現在でも一部の中東諸国では、この復讐法が機能しています。
先進諸国では、殺人、強盗、強盗傷害などの凶悪犯に対する法的総裁が甘いという意見があります。
では、この復讐法が日本で実際に導入されたらどうなるであろう?
5つの連作によって描かれた人間ドラマを見てみよう。
この法律は果たして
被害者とその家族を
救えるのだろうか?!
第33回小説推理新人賞受賞・大型新人衝撃のデビュー作『ジャッジメント』小林由香
大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。
凶悪な事件が起きると人々は言う。「被害者と同じ目にあわせてやりたい」と。
犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。それが『復讐法』だ。
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